最終更新日 2022年8月7日
こんにちは、まなみちです。
いつも閲覧いただき、ありがとうございます。
あなたは、“カロリーゼロ"の食品を買ったことはありますか?
甘いものが食べられて、ダイエット効果もある、夢のようなハナシですね。
果たして、本当にそうなのでしょうか?
基本的に、“うまい話には裏がある”というのは、一定の信憑性があります。
あなただけが得しているわけではなく、使っている方も何らかのメリットがあると思って頂いた方が良いです。
しかし、ここでお伝えしたいのは、「あなたにとってデメリットの方が大きいかもしれない」ということです。
今回の記事では、そんなカロリーゼロ食品によく使われている“人工甘味料”にスポットを当てて、実体験も交えながら考察していきたいと思います。
人工甘味料とは?
一般的に用いられる砂糖は、サトウキビやテンサイのような天然由来のものを原料としています。
この砂糖というものは、ふんだんに使われることで、その甘味を豊かに感じることが出来ます。その反面、糖質を過剰に摂取することとなってしまい、肥満につながってしまいます。
「太りたくないけど、甘いものは食べたい・・・」
別の記事で書きましたが、砂糖は摂れば摂るほど、身体が砂糖を求めてしまう側面があります。それだけに、あなたがどんなに頑張ろうとしても、甘いものの誘惑は勝手に出てきてしまうのです。
「そんなあなたのために!」といって、人工的に作られたのがその名の通り、“人工甘味料”です。
人工甘味料には化学的合成によって製造された「合成甘味料」がありますが、代表的なものとして、アセスルファムK、スクラロース、アスパルテーム、サッカリンなどがあります。
これらの人工甘味料はカロリーとしては砂糖と同じなのですが、甘みに関しては砂糖の数百倍にも上ります。これにより、ごく少量で甘みをつけられることから、“ほぼカロリーゼロ”が実現できるというからくりです。
ゼロキロカロリーだから、食べ過ぎてしまったとしても太らないよねっ。と、ダイエットをしている方からしたら、夢のような甘味料となるのではないでしょうか。
実際に、“カロリーオフ”や“カロリーゼロ”をうたい文句としている食品には、これらの人工甘味料が多く使われいる傾向にあります。
カロリーオフやカロリーゼロをうたい文句とするなら、単純に“糖質制限”の食品を出てきてもいいのでは?と思うかもしれません。
実は、この糖質制限にもちゃんとジャンルがあって、あなたも聞いたことがある、“ロカボ”がそれに当たります。これについては、また別の記事で書いていこうと思っています。
なぜ人工甘味料を使うの?
そもそも、人工甘味料はなぜ使われるようになったのでしょうか?
考えられる要素を2つ挙げてみます。
①コストダウンにつながる
先ほど説明しましたが、人工甘味料の甘みは通常の砂糖の数百倍にも上ります。そのため、単純に一つの食品に配合する量を大幅に削減することが出来るのです。
使う量もそうですが、調達にかかる運搬諸経費や在庫としてもつ管理費などの削減にもつながります。
原材料にかかる費用は、その企業がどれだけ儲けられるか?に関わる重要な要素となります。
天然甘味料でも人工甘味料でも品質に与える影響がそれほど変わらなければ、よりコストのかからない方を選ぶのは、選択肢として自然な流れなのです。
②集客効果につながる
昨今は飽食の時代となり、特に日本国内では安く食品が流通するようになりました。“お徳用”と大容量で安く売られているお菓子などをみるとついつい手が出てしまっていませんか?結果、つい食べ過ぎてしまって・・・という苦い経験はあなたも少なからずしているのではないでしょうか?
そんなあなたの前に救世主のように現れたのが“カロリーオフ”や“カロリーゼロ”の食品たちではないでしょうか?
「そんなことあるのか?」と思いながらも、表示をみると、ちゃんとゼロキロカロリーとなっている、まるで夢のようなハナシです。
特に女性の方でしたら、甘いものに対する意識は高いと思います。同じものでも、低カロリーのものがあればそちらを無意識に手に取りやすい傾向にあるのではと考えます。
あなたにとってメリットのあるようなフレーズは集客効果があるのです。
これら2つの要素については、その食品を製造・販売する企業にとって、大きなメリットとなることが容易に想像できると思います。
それもあってか、今や様々な食品に人工甘味料が使用されています。
さらに、原料高の傾向が高まっている昨今においては、より採用される事例が増えてきているように感じます。
では、人工甘味料は良いことばかりなのでしょうか?
次の項目でデメリットについても考察していこうと思います。
人工甘味料の危険性
人工甘味料については様々な研究結果があり、単純に悪者と断定は出来ません。良い悪ではなく、それを摂取することで何が起こるか?の事実が重要と考えます。
では、人工甘味料にはどんな危険性が想定されるのか?一緒に考えてみましょう。
まずは、あなたの味覚が正常でなくなってしまう危険性です。
人間の適応力は面白いもので、すごく甘いもの、すごく辛いものを食べた時に、最初はすごく刺激的な感覚がありますが、何回か経験するうちにその刺激に対する慣れが発生してきます。
人工甘味料のような異常なほど甘さのレベルが高いものを摂取すれば、あなたの甘さに対する味覚は崩壊し、ちょっと甘いようなものを食べても何も感じなくなってしまうのです。
そのため、あなたは“より甘いもの”を欲することになり、結局砂糖をふんだんに使った甘~いものを求め続けることになるでしょう。
また、人工甘味料は通常の砂糖とは代謝経路が異なります。人工甘味料はブドウ糖を含んでいないため、摂取しても“血糖値”の上昇が起こらないのです。
これは、一見メリットのようなハナシに聞こえますが、実際には“糖尿病”発症のリスクが上がってしまう報告があるのです。
通常、食事を摂ると糖分が代謝され、ブドウ糖が発生します。これが“インスリン”の発生を促し、血糖値の変化を通じてあなたの食欲は調整されます。
一方、人工甘味料の場合は、それが起こらないため、あなたの食欲は満たされない可能性があります。それが過食を誘発し、ダイエットとは逆の方向に進んでしまうかもしれません。
つまり、あなたの身体が正常に機能しなくなってしまうかもしれないのです。
そもそも自然界に存在しないものとして人工甘味料のようなものを摂取することで、それに人間の体が正常に対応出来ていない可能性が考えられます。
あなたは自然界の中で生きているのです。そのサイクルの中に人工甘味料のような化学物質が入ってくることが自然なことと言えるでしょうか?
それを摂取した時にあなたの身体がどうなるか、あなた自身がよく考える必要があると思います。
【実体験】人工甘味料と砂糖を比較してみました
わたしは元々、特に気にせず人工甘味料を摂取していました。
あなたは人工甘味料特有の味があることをご存じでしょうか?
わたしはデトックスを通じて味覚が鋭くなっていくのを経験していますが、その過程でそれまで普通に飲んでいた、人工甘味料が入った飲み物に対して不快感を覚えたのです。
これは単純にその味に留まらず、体内に異物が入っていく感覚、脳が拒絶している感覚を覚えました。
今では、人工甘味料が入っているか入っていないか、飲んだ瞬間に判別することが出来るようになりました。
砂糖でも人工甘味料でも、取り過ぎた後の頭痛はどちらも起こりうることです。ただ、人工甘味料の場合はこれに加えて、気持ちの悪さが加わります。全身を巡る血管の中に、有害な物質が入ったような感覚を覚えました。
調べて頂ければわかることですが、実際に人工甘味料が消化される過程で人体に有害な化学物質が発生される研究結果もあります。それがあなたの体中を巡ることになるのです。
人工甘味料の影響は“第2の脳”と言われている“腸”への影響も指摘されております。
わたしは食事が腸に与える影響が大きく、人工甘味料を摂った場合、すぐに腸が反応しそれを排出しようと作用します。つまり、下痢になるのです。
全身の感覚が鋭くなった今では、本当に下剤を飲んでいるのではないか?と思うほど、便意を抑えることが出来なくなってしまいます。身体が本当に嫌がっているんだ、と実感させられます。
砂糖も人工甘味料も摂り過ぎることに対しては、両者ともあなたにとって悪い影響を及ぼします。
人工甘味料の場合、注意しなければならないのが、長期の摂取にともなって、あなたの体内に有害な化学物質が蓄積していく危険性がある、ということです。
それが“がん”を引き起こす引き金となる可能性は否定できません。
また、元々あなたが頭痛持ちの方でしたら、それがより酷くなる可能性だってあります。あなたの体内に有害な化学物質が残存する限り、頭痛薬等を飲むことだけでは根本的解決には至らないのです。
身体に有害なものを摂って、それを和らげる薬を服用する。あなたは自分から病気になる事を選択して、さらに薬を飲むことも選択しているのです。
その薬を一生飲み続けますか?
それを決めるのはあなた自身なのです。
本当は甘くない人工甘味料
今や「人工甘味料不使用」の表示がある食品を見かけるようになりました。
わたしの感覚では、「そもそもそんなこと当たり前」のことで、消費者にとって、人工甘味料の不使用は“プラマイゼロ=メリットなし”の状況に氣づかなければいけないと思います。
人工甘味料のメリットを享受しているのは、その食品を作って売る企業の方にしかないのです。あなたが氣づかないことを良いことに、これからも企業は人工甘味料の使用を続けるでしょう。
その食品を買うか買わないかはあなたが決めることなのです。
体型を気にされる方でしたら太りたくないという気持ちも分かります。しかし、太るという不健康をが無くなる代わりに、不健康を誘発する化学物質を体に入れてしまうのは本末転倒なのではないでしょうか?
自然界に都合の良いことは存在しません。
そこにあるのは、「起こることが起こってしまう」という事象のみなんです。
甘いものに対する欲求を抑えられない気持ちもすごく分かります。それなら、甘いものを食べたくなった時に食べてしまえばいいと思います。それを人工甘味料というものの摂取に逃げないで欲しいのです。
通常の砂糖を含んだ甘いものを沢山食べれば当然、あなたの身体に何らかの影響を及ぼします。
そこであなたにして欲しいのは、「その影響は何なのか?」、「その影響は何によってもたらされたのか?」に対して、ちゃんとあなた自身が向き合うことです。
食べてしまうことに対して、あなた自身を責める必要はありません。それが欲求に対する自然な行動だからです。
じゃあ、あなたはどうなりたいのか?そのために何を摂取していくのか?を能動的に考えて、まずは基本の食生活に向かい合うことから始めましょう。
特別なことをする必要はありません。ごく普通のご家庭で作られる料理、それを毎日食べるだけでもあなたの身体は本来の姿を取り戻していきます。
氣付いた時には、今まで好きで食べていた、とても甘いものを身体が欲しなくなっているのです。身体が健康になるとは、そういう形で現れ実感するのもなのです。
“健康”という文字をよく見てください。どんなイメージを抱きますか?
健康の定義はその時代背景によっても変化しています。しかし、そんなに難しく考える必要なないと思っています。
「身体がじょうぶで、すこやかに過ごせる」
健康=元気!というイメージを持たれる方が多いような気がしますが、なにも不安がなく安らかに生きている、そういう状態に真の健康があるのではないか?とわたしは考えるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
あなたが健康になりたいのなら、まずは、自然ではないものを極力摂り入れないことをおススメします。
自然ではないものは、自然界の中で循環しないからです。
それを踏まえたうえで、あなたが何を摂取するかはあなたが決めることなのです。
そして、それを摂取することで起こることが起こってしまうことは避けることが出来ません。
ことば上のみの安易なイメージで物事を判断するのには、大きな落とし穴が潜んでいるかもしれません。
あなたの身体の健康は、あなたが体に摂り入れたそのもので創られていることをいることを忘れないで欲しいです。
今回の記事はここまでです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事があなたの人生のお役に立てられれば幸いです。
そして、あなたの周りで体の不調にお悩みの方がいましたら、ぜひ提案して頂ければ幸いです。
心身ともに健やかな日々を過ごせることを、心から願っております。
まなみち
記事作成日:2022年8月4日
最終更新日:2022年8月7日